第4回:サーバーって何?
インターネット上の自分の土地のようなもの
前回言っていた”ホームページに必要なもの”のひとつにサーバーってあったけど、あれをもう少し詳しく教えてよ。
分りました。
前回の繰り返しとなりますが、インターネットという広大な土地の中に自分の土地を設ける感じ、これがサーバーです。
サーバーにもファイルサーバーやプリンターサーバーなど色々とあるのですが、今回お話しているホームページの公開は WEBサーバーで行います。
極端な話ですが、WEBサーバーはご自身のパソコンでも設定可能です。
えっ?! そうなの?
じゃあ、ホームページってみんな自分のパソコンで公開してるの?
いえ、実はそれを実現するためには以下の条件が必要です。
- 24時間365日安定起動しているマシン(PC)であること。
- 固定IPアドレスが割り当てられて、インターネットに常時接続されていること。
- サーバーソフトがインストールされ、常時起動中であること。
うわっ! 難しそう・・・。
そうですね。 この条件には最低限3つのハードルがあります。
インターネットに常時接続するための設備
一般家庭で使用されるパソコンは常時起動を前提として設計されていないため、長時間の使用は機器の寿命を縮めます。 それによりパソコンが起動しなくなった場合、ホームページが表示されなくなってしまいます。
固定IPアドレスの取得
通常ご自宅のパソコンはインターネットに接続する毎にプロバイダからIPアドレスを振り当てられ、切断するとそのIPアドレスは返却されてしまいます。 そうでは無い固定IPを取得する場合は、ルーターなどの設定が必要となります。
サーバーソフトの設定
サーバーソフトは、アップデートなどに際して専門的な知識が必要な部分があり、知識がない方にとってご自身で設定・運用を行うにはかなりの努力が必要です。
解かってはいたけど、やっぱり難しいのね・・・。
じゃあ、普通はみんなどうしているの?
一番広く選択されているのがレンタルサーバーの利用です。 このレンタルサーバーには以下の利点があります。
- サーバーソフトやサーバーソフトが動いているマシンの保守管理はレンタルサーバー会社がやってくれる。
- インターネットへの常時接続は当たり前。
- 固定IPもレンタルサーバー会社が設定してくれる。
なるほど、なんとなく解ったわ。
つまり、さっき言っていた面倒な部分はほぼ全部そのレンタルサーバー会社がやってくれるのね。
その通りです。
ですからシステムブレインでもホームページ制作の際は、大手レンタルサーバー会社を利用(もしくはおススメ)しています。
そうね。
分らないところは専門家に任せるわ。