第7回:ホームページで成果を上げる
ホームページの効果を知る
うちの会社の上の人達は、「ホームページはどんな効果があるんだ?」ってよく言うの。
私たちにしてみたら「今どきホームページが無いうちの会社がどうかしてる」って思うんだけど、上手く説明できないの。
どんな風に説明したらいいのかしら?
そのようなお話はよく伺います。
そこで、今回は弊社の実際のクライアント様での成功事例を元にホームページの効果をご説明いたします。
ホントに!?
是非聞きたいわ!
ここではA社を例に解説いたします。
A社のホームページは販売サイトで、サイトでの集客をいかに上げるかがポイントとなるところなのですが、まずは以下のグラフをご覧ください。
このグラフはA社運営サイトでのページビュー数とユニークユーザー数を示したものになります。
ちなみにページビュー数とは
Internet Explorer などウェブブラウザーによってサイト内のページが開かれた(表示された)回数のこと
ユニークユーザー数とは
あるWebサイトを特定に期間のうちに訪れた人の正味の人数。
(延べ訪問数から重複を除いたもののため、複数回訪問した人も1人と数えます。)
の事を言います。
このグラフで注目していただきたいのは、2015年10月頃から始まったページビューとユニークユーザーの増加です。
確かにスゴイ伸び方ね。
きっと広告なんかを沢山出したり、セールやキャンペーンを積極的にやったんでしょうね。
A社のサイトでは、広告などは一切使っていらっしゃいません。
また、セールやキャンペーン等も実施しておられましたが、それらはあくまでスポット的に集客が上がったに過ぎません。
A社で2015年10月頃から始められて、これだけの集客を獲得したのは
ブログ記事の公開
です。
えっ? それだけ?
たったそれだけでこんなにページビューが上がったの?!
そうなんです。
A社のブログ担当スタッフ様が、空いている時間を利用してサイトの内容に即したブログ記事を毎週コツコツと書き続けたところ、ページビュー数が前年比で約10倍、ユニークユーザー数は前年比約16倍という結果になりました。(2016年6月現在)
これにより、売り上げも毎月前年よりプラス成長し続けています。
すごいわ~。
ただブログを書き続けただけでこんなに集客が上がるなんて…。
ホームページはまず見て頂かないことにはその効果を発揮することはできません。
その機会を増やすツールとして有効なもののひとつがブログです。
同一ドメインの同一サイト内で作成されたブログ記事(例えば当サイトの場合、”https://sysb-web.jp”で公開されるブログ記事)は、ホームページのコンテンツボリュームを上げ、より閲覧者を呼び込む可能性が増します。
ちなみにコンテンツボリュームとは
ホームページ(サイト)に含まれるページ(ブログ記事も含む)
の事を指します。
イメージとしては下図のようになります。
この図は
- 鳥=閲覧者
- 木=ホームページ
- 枝葉=コンテンツ(主にホームページの話を掲載)
- 木の実=サイト内で販売している商品や自社サービス等
としてご覧ください。
コンテンツの少ないサイトでは鳥もあまり寄って来てはくれません。それに対してコンテンツの多いサイトでは鳥が止まる枝が多いので集客力が増し、木の実を食べてくれる可能性が増します(=商品の購入や製品・サービスに関するお問い合わせ)。
なるほどね。
イメージが沸きやすいわ。
ブログ記事で枝を伸ばして集客するのか~。
なんだか面白そう!!
そうですね。
ご自分たちの日頃の努力が結果となって見えてくると非常に楽しいかと思います。
このように、ブログ記事は既存の広告・チラシと異なり、24時間365日どなたでも目にすることが出来るインターネット上に存在しているため、思わぬ集客効果を上げる可能性を秘めています。
サイトの内容に即した記事を書きましょう
ホームページの有効運用に効果的なブログ記事。
ただし、1点だけ注意事項があります。
なになに?
先の文章で少しだけ述べましたが、同一ドメインの同一サイト内で公開するブログ記事は、出来るだけメインサイトの内容に即したものにしていただきたいです。
??
急に難しくなった気が…。
どういうことなの?
例えば、このサイトの場合、”ホームページ”に関する記事を公開することで、
「ホームページをリニューアルしたいとお考えの方」
「ホームページを持ちたいとお考えの方」
の流入が増えています。
それでは、今後”ホームページ”に関する記事の掲載を止め、”釣り”に関する記事のみを掲載し続けたとします。
すると、このサイトはどうなるでしょうか?
どうなっちゃうの?(ドキドキ)
前の例を用いて例えるなら、今までは”ホームページ”という葉っぱに覆われていた木が、急に”釣り”という葉っぱで覆われることになります。するとどうなるでしょうか?
イメージとしては下図をご覧ください。
この図は
- 小鳥=”ホームページ”というキーワードに興味がある閲覧者
- 鷹、鷲=”釣り”というキーワードに興味がある閲覧者
- 木=ホームページ
- 枝葉=コンテンツ(主に釣りの話を掲載)
- 木の実=サイト内で販売している商品や自社サービス等
としてご覧ください。
釣りのコンテンツが増えることで本来食べて欲しい木の実が隠れてしまいます。
これにより「ホームページをリニューアルしたいとお考えの方」や「ホームページを持ちたいとお考えの方」の流入が減り、変わって釣りに関する情報を求める方々の流入が増え、このサイトが求めている集客とは全く違う結果になってしまう可能性もあります。
すごいわね、ブログ記事の効果って。
ちょっと怖いかも…。
ご安心ください。
今申し上げた注意事項は、裏を返せばブログ記事を正しく公開し続ければ、きちんと集客力が上がるということを示しています。A社という実例もありますので、その点はデメリットではなく、大きなメリットとしてお考えいただければと思います。
ただ、ご自分たちのサイトの内容に即した記事を書き続けるというのは、非常に大変です。私も以前、毎日記事を公開しようと試してみたのですが、1週間でアイデアが切れました…。ですので、初めはあまり気負わず、週に1回、月に1回などのペースで記事をお書きになると良いかと思います。
本当はそれでは少ないかもしれないのですが、継続していくことで必ず成果が見えてきます。
是非ホームページ公開の際は少しづつでもブログ記事をお書きになってみて下さい。
なお、ここでお話した例はホームページで効果的に成果を上げる方法のほんの一例です。
その他数多ある方法につきましては、また別の機会にお話しいたします。
そうね。
ありがとう。
ここまでの説明を上に上手く伝えてみるわ!