outlookの添付ファイル消えちゃう対策(TNEF編)
以前書いた「outlookのリッチテキスト形式って必要?」という記事で紹介したoutlookの添付ファイル問題。
outlookで添付ファイルをつけたメールを送信する際、リッチテキスト形式でメールを送信すると添付ファイルが”winmail.dat”になっちゃったり、ひどい時は添付ファイルがなくなっちゃったりするっていう現象なんですけどね。
以前の記事では、
「リッチテキスト形式をやめて、テキスト形式でメールを送るのが吉」
って書いたんですが、どうやらそれだけでは解決しないみたい…。
そこで、根本的な解決案が見つかったので、ご紹介します。
”TNEF”をどうにかしよう!!
突然出てきた”TNEF”という単語。
”Transport Neutral Encapsulation Format”の略だそうで、様々な通信規約に依存しないようoutlookデータと添付ファイルをカプセル化する(”winmail.dat”というファイルにする)形式のことを言うのだそうです。
…ま、まぁ難しい話は置いておいて(笑)
このTNEFを通して送信されたメールは、カプセル化したものを解読できないメーラー(=outlook以外のメーラー)で受信した場合、添付ファイルが”winmail.dat”のままになってしまうのだそうです。(下図イメージ参照)
じゃあ、このTNEFが使用される条件は何かというと…。
実はすごく多岐にわたるのだそうです。
例えば、添付ファイルが無くてもTNEFが使用される場合もあるそうなので…。
もうそうなるとこのTNEFって単なる厄介者でしかない気がします…。
そこで!!
(イーデザイン損保のCMの織田裕二風にお読みください)
このTNEFを停止させちゃう方法をご紹介します。
レジストリを編集しましょう
ちょっと怖いですが、レジストリを編集することで、TNEFの機能を止めることができます。
手順は以下の通りです。
■TNEFの機能を止める
- Outlookを閉じます。
- レジストリエディタを起動します。
([検索の開始]ボックスまたは[スタート]メニューに”regedit”と入力し、コマンドを実行してEnterキーを押します)- 次のレジストリキーを見つけます。
●Outlook 2016/2019/365の場合:
HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Office \ 16.0 \ Outlook \ Preferences
●Outlook 2013の場合:
HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Office \ 15.0 \ Outlook \ Preferences
●Outlook 2010の場合:
HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Office \ 14.0 \ Outlook \ Preferences
●Outlook 2007の場合:
HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Office \ 12.0 \ Outlook \ Preferences- 「DisableTNEF」という名前の新しいDWORDを追加します。
- 「DisableTNEF」をダブルクリックし、[値のデータ]ボックスに1と入力します。
- レジストリエディタを閉じて、Outlookを再起動します。
参考ページ:添付ファイルがwinmail.dat に化ける。(microsoftコミュニティ)
色んなページでも同様のことが言われていますが、基本的に上記の内容は
「”れじすとり”ってなに?」
と言ってしまう人が実行してはいけません。(笑)
レジストリを編集するということがどういうことなのかを理解した上で設定して下さい。
このままでいいんですかね?microsoftさん?
今回の件で色々なサイトを拝見したのですが、どうやらこの件ってず~っと前から問題視されているんですね。
世の中すべての人がoutlookによるメール送受信をするようになれば、問題解決なのでしょうが…。
そんなことはあり得ないですよね?
microsoftさん
Edgeで大きく転換(※)してくれたように
outlookも何とかなりませんか?
(outlookという皮を被ったgmailにしちゃうとか…。)
※ Edgeで大きく転換
今まで独自路線を貫いてきたmicrosoft提供のブラウザですが、最新の”Edge”では、中身はgoogle chromeと同じオープンソースを使用しているそうです。