5年目にして思う。東日本大震災
今日はこの事に触れない訳にはいかないですね。
私も、昨年のお盆は父の実家がある陸前高田市に行ってきたこともあり、震災についてより深く思うようになりました。
震災について、今思う事
今思うことは、震災当時被災地に対して何もできなかった自分の後悔と、今も何もできていない自分の無力感です。
「みんなが大変な時に自分にも何か出来ることは無かったのか?」
「今の自分に何が出来るのか?」
考えてもなかなか答えは出ませんが、実感として言えることがあります。
震災当時と今の違いを実感
震災から半年ほど経った時、宮城県亘理町に住んでいた祖母が亡くなりました。
死因は老衰だったのですが、90歳を超えた祖母に震災時の疲労が無かったとは言えないかもしれません。
そして、祖母の葬儀に出席するため新幹線で宮城に向かったのですが、その時異様な体験をしました。
新幹線が福島県に入ったあたりから乗客の話し声がだんだんなくなってきたんです。
みんな静まり返って外を見ている、そんな状態でした。
そして福島を抜けた頃から再び車内に乗客の話す声が聞こえるようになりました。
みんな怯えていたんだと思います。
それが昨年の夏に乗った新幹線ではそのようなことは無く、福島県内を通過してる間も乗客の明るい話声が絶えませんでした。
5年という月日で人々の心も少し落ち着いてきたのかなと感じた時間でした。
東北に行きましょう
父の実家にお邪魔した時、僅か1泊2日でしたが本当にたくさんのお話を聞きました。
みなさんご自分の経験を”話したい”、”伝えたい”と思ってらっしゃるのがありありと分りました。
普段何もお手伝いすることができない自分でも被災された方たちの話を聞くということぐらいはできると思います。
これからも出来るだけ機会を作って東北に足を向けてみようかなと思っています。
皆さんも是非、東北に行って現地の人の話を聞いてあげてください。
追記:
当サイトで初めて記事にコメント欄を表示してみました。
震災に対する思いを一筆お書きいただけましたら幸いです。