ホームページ制作・管理を”知人”に頼むのは、そろそろやめましょう。
最近立て続けにあったご相談として、
「”知人”に頼んで作ってもらったホームページで困っていることがある」
というものがあります。
具体的にどのようなご相談だったのか、実際のお話を元に以下に解説いたします。
事例1:「連絡が取れなくなって困ってます」
ホームページを作ってくれた知人と連絡がつかなくなり、公開されているホームページをどうすることもできなくなって困っているとのご相談でした。
wordpressで作られたホームページだったのですが、当初は以下のものが全てわからないとのことだったので、本当に悩みました。
- レンタルサーバーの契約情報
- wordpressの設定情報
サーバーにも接続できない、wordpressのログインユーザー情報も分からないという状態だったので、以下の手順で管理を復活させました。
- お客様にレンタルサーバー運営会社に連絡して頂いてサーバーをレンタルしている本人であることを伝え、サーバー管理画面へのログイン情報を再発行してもらう。
- サーバーへの接続ができる状態になったところで、wordpressのDBに登録されていたユーザー情報を変更。
このケースは、まだレンタルサーバー側にログイン情報を開示してもらえたので良かったのですが、もしレンタルサーバーからの情報開示が無かった場合、誰も触る事のできないホームページがサーバー契約期限までネット上で公開され続けてしまうことになってしまっていたかもしれないので、考えるとゾッとします。
事例2:「会員に任せていたらページ内容が…」
とある団体のホームページを団体内のひとりの会員に任せていたら、ページ内容に団体主催者の意図しないものが多数含まれていたというお話です。
その団体のホームページは会員の私費で借りているサーバーにて公開されていて、過去数年間その会員に内容の追加や管理をお願いしており、団体主催者側も内容をあまり把握していなかったようなのですが、団体内の役員変更等があり、その時に初めてホームページの内容を確認して事態に気づいたそうです。
ただ、今まで管理してもらっていた手前、中々内容を大幅に修正して欲しいと言い出しにくかったようで、管理者への説明として
”ホームページ管理をシステムブレインに委託する”
という形を選択したと説明されたそうです。
できないことは任せましょう
前述したような事態を引き起こさないために、個人的には以下のような形でホームページを運用されることをお勧めしています。
ホームページの運営責任者を決める
最低でもご自身たちのホームページに関わる運営責任者様を団体内部で決めておくことが重要かと思います。
そして、その方がホームページの内容変更の方法や運用に関する必要事項(ドメイン情報やサーバー情報等)をまとめ、引継ぎ等を円滑に行えるようにしておくことが重要です。
できないことは製作会社に任せる
前述した運営責任者様をお決めになったとしても、その方が運用・管理の全てを担うのは難しいという場合があるかと思います。
その際は弊社のようなホームーページ製作会社に運用・管理の一部を任せるという方法も有ります。
自分たちで出来ないことは割り切って費用をかけてでも外部の業者に委託してみても良いかもしれませんね。