夢があるなぁ~。スーパーコンピューター「Gyoukou(暁光)」の快挙
スーパーコンピューター「京」ってご存知ですか?
1秒間に1京回の計算が出来るというところから愛称がついたこの「京」。
理化学研究所と富士通が共同開発し、国も開発に協力しているとても巨大なプロジェクトです。
ところが、先日この「京」を上回る処理速度を達成したスーパーコンピューターがベンチャー企業によって開発されたとの報道がありました。
それが「Gyoukou(暁光)」です。
驚きが満載です
この「Gyoukou(暁光)」が1秒あたり1京4130兆回というとてつもない処理速度を記録したそうなのですが、正直あまりピンとこないのが事実です。
でも、素人でも分かりやすい部分で驚くべき点が「Gyoukou(暁光)」にはあるんです。
1.開発に携わった人数
「Gyoukou(暁光)」はExaScalerとPEZY Computingという2つのベンチャー企業が共同開発したスーパーコンピューターだそうで、近日NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀 齊藤元章」の回で紹介されるそうです。
詳しくはNHKさんのWEBニュースページでご確認ください。
スパコン日本一!ベンチャーが達成(NHK NEWS WEB:外部サイト)
その紹介ページで書かれていたのは、開発に携わったのはわずか25名ほどだったというんです。
「京」がほぼ国家プロジェクトとして動いてるのに対して、たった25名ほどで今回の偉業を為し得たのは本当に驚きです。
2.とっても小さい
以前何かの記事で”スーパーコンピューターは専用の建物が必要なほど大きい”という情報を見たことがあったのですが、今回開発された「Gyoukou(暁光)」の大きさは、なんと複合機1台分程度なのだそうです。
専用の建物が必要だったものが、いきなりオフィスの隅における程度の大きさになったなんて、ちょっと凄すぎます。
3.液体に浸かっている
個人的にはこれが一番驚いたのですが、「Gyoukou(暁光)」の本体の中には当然のことながら様々な電子機器が入っています。しかしその中は大量の液体に浸かっています。その写真を見たとき私も
うわっ!水に浸かってるじゃん!!
どういう事?! 大丈夫なのコレ?
と思ったのですが、これは”通電しない液体”(=フッ化炭素)で内部を満たし、その液体を冷やすことで発熱するCPU等を冷却させるためなのだそうです。
すごい時代になっていきそうですね~
「Gyoukou(暁光)」の出現によってスーパーコンピューターがより身近になり、我々の生活にもその恩恵が届く日がぐっと近づいたのかもしれません。
これからのスーパーコンピューターの更なる発達に要注目です。