
色んな時代が過ぎ去ろうとしています。(yahooカテゴリ、flash)
ホームページ制作という仕事をしていると、WEB関係の情報に触れる機会が多いのですが、MFI(モバイルファーストインデックス ※1参照)やAMP(アクセレイティッド モバイル ページ ※2参照)など新しいものに目が行きがちで、去り行くものについてあまり目を向けていませんでした。
今回は私が仕事柄色々な意味でお世話になった
- yahooカテゴリ
- flash
という2つのコンテンツの終息についてお話しいたします。
登録料5万円が高くなかった”yahooカテゴリ”
yahooが独自に続けてきたディレクトリサービス「yahoo!カテゴリ」が2018年3月29日に終了するとのニュースがありました。
参照サイト:Yahoo!カテゴリ」サービス終了について(外部サイト)
その昔、yahooカテゴリに登録されるとSEO効果があるとされ、多くのお客様に登録をご案内していました。
初回の登録費用は確か5万円ほどだったと思うのですが、当時はSEO対策等一般に普及しておらず、また国内における検索ポータルの普及率としてはyahooジャパンがダントツだったため、yahooにカテゴリ登録されることは集客への一番の近道で、お客様も5万円という金額を即納得して支払っておられました。
yahooカテゴリの特徴は、登録申請があると人間が登録希望サイトを確認し評価するという点にありました。
しかし、時代の流れとともに自動的にページ情報を収集する”ロボット型検索”が普及し、その精度も高まっていることから、yahooカテゴリの役目は終わったということでサービスの終了が決まったそうです。
静かだったホームページに動きを与えたflash
flashの登場まで、WEBサイトは1枚の紙のようで、印刷物とほとんど変わりがありませんでした。
それがflashの登場によりページ上に動きが加わることで、WEBサイトの可能性が一気に広がりました。
ただ、近年はflashが持つ脆弱性ゆえにハッカーの標的とされやすいことが問題視され、メモリを大量に消費する仕様も昨今のスマートフォン等でのサイト閲覧には不向きでした。
(スティーブ・ジョブズがiphoneをflashに対応させなかった理由もこのあたりにあったそうです。)
そしてついにflashの配布元であるアドビが2020年にサポートを終了することを発表しました。
新しい流れを楽しみましょう
今ではSEO対策として自分たちからの情報発信(ブログやSNS等)が有効となっていたり、flashの代わりにjqueryを使った様々なギミックをページ内に表現したりと、様々な新しい技術やツールが出てきています。
去り行くものを惜しむことも大事かもしれませんが、新しい流れ(※3参照)に乗ってより良く面白いサイトをいっぱい作っていきましょう!
※1:モバイルファーストインデックス(MFI)
Googleが発表したページ評価の新基準。今後、パソコンサイトではなくスマホサイトをページ評価の基準とするもの。
※2:AMP(アクセレイティッド モバイル ページ)
モバイル端末での表示を最適化させたページの事。HTMLソースを独特な表記にする必要などがあるが、ぺーじひょう
※3:流れ
suchmos(サチモス)の「Pacific」を聞きながらこの記事を書いていたら、なんとなく”流れ”っていう言葉で締めたくなった。ホントただそれだけです。すいません(笑)。