行政に関わる人たちにしっかりとPC教育を!
先日、年金機構のPCがウイルスに感染し、125万件もの個人情報が漏えいしたとのニュースがありました。
どうやら内容を聞くと、職員がメールに添付されていたウイルス入りファイルを誤って開封してしまったために感染したとのこと。
しかも一人ではなく複数・・・。
百歩譲って添付ファイルを開いてしまったことを許したとしましょう。
(巧妙に偽装されていたかもしれないので…。)
でも、外部ネットワークに繋がっている環境(メールが受信できるようなPC)に重要な個人情報を置いておくというその行為自体が信じられません。
行政に関わる方々のPCに対する認識の甘さが、この辺りに見て取れます。
行政に関わる方々のPCに対するスキルアップを今後是非とも進めて頂きたいと思います。
追記:
最近、お客様から
「役所から届くメールに大事な添付ファイルがあるはずなのだが、受信したメールにはそれが無い」
とのご相談があり、よくよく調べてみると、送信者がoutlookを使っていることが分かりました。
通常、メール送信の際、添付ファイルを含めたメールデータを “Winmail.dat” という dat ファイルにカプセル化をして送りますが、受信側のメールソフトが “Winmail.dat” ファイルをデコードできなかったり認識できない場合に、当該ファイルがそのまま残ったり、添付ファイルが消失するように見えたりする現象が発生します。
outlookは通常リッチテキスト形式という独自の書式にてメールを送信する為、この現象が顕著に表れます。
このような、受信者に特定の制限を必要とするようなメーラーを使うのではなく、一般的に多くの方が不自由なく受信できるメーラーを使用することを念頭に置いて頂けるとありがたいなぁと思う、今日この頃でした。