天国と地獄の長い箸
なんか新型コロナウィルスのおかげで世の中が殺伐としてますよね。
あんまり直接的な話をしたくないので、私が好きなたとえ話(仏教説話)をご紹介します。
なんとなく思いが伝わってくれたら幸いです。
天国と地獄の長い箸
天国と地獄では同じ長さの箸が使われているそうです。
その長さはなんと三尺三寸(約1m)!
普通に使ったら絶対に口に食べ物を入れられませんよね?
でも、天国にいる人たちはこのお箸で沢山食べ物を食べ、地獄にいる人たちは同じお箸なのに全く食べ物を食べられず、いつもひもじい思いをしているんだそうです。
なぜだと思います?
天国にいる人たちは、長い箸で取った食べ物をほかの人に食べさせているんです。
そしてみんながそれをやっているから、みんな満腹になるんだそうです。
それに対して地獄にいる人たちは、長い箸で取ったものを必死に自分の口に運ぼうとするんだそうです。
でも、結局口には入らないのでず~っとひもじい思いをし続けるんだそうです。
一体どっちがハッピーな世界でしょうか?
子どもでも分かりますよね?
誰にも恥じない自分でありたい
こういう非常時だからこそ、一人ひとりの”人間としての器”のようなものが試されている気がします。
少なくとも私は自分の子供たちや、周りの人たちに恥じることの無い自分でありたいと思っています。
皆さんはいかがですか?